不妊の原因を知らせるサイン?冷え冷えおしりがもたらす「腎」リスク

冷えおしりに隠されたサインをご存知ですか?

当たり前だとおもって諦めているつめた~いおしり。
お腹や手足の先のように、分かりやすかったり困ったりしないので、なんとかしないと!と思う気持ちが少し抜けてしまうのも事実です。が、
放置していたら大変厄介な事になった実体験をふまえ、知っておいてほしい、冷えおしりのリスクについてまとめます。

 

実は気づきにくい、本当の〝冷え〟とは?

みなさん、今椅子に座っていらっしゃいますか?
そのままの姿勢で構いませんので、おしりを触ってみて下さい。
冷えていますか?ちなみに私は昔すごく冷えていました。

でも、特に問題なかったので、放置していました。

冷たくても眠れないわけじゃない。誰かに直接触れるわけでもない。ま、いいかなって思っていたんです。

それよりも夜に不安感が増して眠れない事や、手先が冷えることや、食事を減らしても体重が落ちないこと、顔のシミが濃くなっていることが問題でした。

でも実は、それらすべてが繋がっていたなんて。

このときは全く気づきもしなかったのです。

 

冷たいおしりの人はやってしまっている?!よくないあの習慣

ところでおしりの冷えで困ってしまっているみなさん。

普段はどんな靴を履いていますか?

スニーカー、パンプス、ハイヒール、サンダル、スリッポンetc。

世の中には様々な靴がありますが、実はこのなかに、おしり冷えに悩む方はすごく気をつけてほしい靴があります。

それは、クロックスのような「大きめサイズのサンダル」です。

履きやすさからついうっかり選んでしまいがちですよね。

これらの靴は、サイズが合っていなくてもある程度履けてしまう事などから、自分の足のサイズにジャストの物を選ばず、大きい物を選びがち、という共通点があります。

大きいサイズのサンダルをはいてしまうと、何が起こるか。

歩き方にズレが生じます。

綺麗な歩き方を意識して歩く際に、それらの靴はみごとにスルッと足から離れてしまい、歩幅が狭くなり、股関節可動域が狭く、おしりに悪い、おしりの冷える歩き方になっていくのです。

ハイヒールのパンプスよりも健康的と思いがちな靴ですが、実はそんな落とし穴が待っているんです。

おしり冷えが不妊に繋がる?!その驚きの関係性

おしりの冷えを放っておいて数か月、私はある日、婦人科のお世話になってしまいました。

来院の理由は、3ヶ月の無月経。

そして結果は、多膿胞性卵巣症候群という病気でした。

この病気は、排卵するべき卵胞がいくつか同時に育ち、そしてそのどれもが排卵に至らない。そして排卵がおこらないために月経も来ない、というもの。つまり、不妊症の原因のひとつです。

西洋医学では原因不明、ストレスが関係するとは言われています。

しかし、東洋医学の考え方でこの病をみてみると、水の停滞と冷えが原因になっている様子でした。そしてこの水の停滞と冷えは、おしりや冷えと深く関わりを持つ、とある臓腑と関係の深いものです。

おしりの冷えという身体のサインを放って、ケアを怠っていたために、不妊にも強く関係する病気になってしまったのです。

そしてそのケアを怠ってしまった、おしり冷えと関係深い臓腑というのが、腎なのです。

東洋医学を生業にしていながら、東洋医学の考え方をすっぽり抜かしていた私はハッとしました。

冷たいおしりも、夜に不安感が増して眠れないことも、手先が冷えることも、食事を減らしても体重が落ちないことも、顔のシミが濃くなっていることも。

すべて、腎から来る悩みだったのです。私のカラダは、腎にちょっと無理を言いすぎている状態でした。

おしり冷えや不妊と強く関わる腎とは…?

東洋医学では、腎臓の事を”腎”と言います。この臓腑は、西洋医学では排尿という仕事でデトックスにつながっていますが、東洋医学では水分代謝の他に、もう少し多くの役割を持ちます。

その中でも、腎のもつ温煦(おんく)作用は、おしり冷えの人にとってとても重要な作用です。

この温煦作用は”体を内側から温める作用”で、身体が一定の体温を保っていることは、この作用が働いているということです。

そして、身体が冷えているという事はこの作用を持つ”腎”が弱っているという事。この”腎”は、その他に成長や発育、ホルモンなどの分泌にも関わる臓腑と考えられています。

出産後に白髪が増える、髪が抜ける、腰や膝などの関節が強張り痛む、身体が冷えるなどの症状が起こるのは、出産によって腎臓の蓄えていたエネルギーがごっそりと減る為。

そして、このエネルギーは、もちろん妊娠をする為にも重要になってくるのです。

私たちが「生きる」ために、デトックスだけではなく、大切な働きを担ってくれている腎臓。

そのエネルギーをきちんと蓄える為に、日常的にできる3つのケアをお勧めします!

その1:早めの就寝

腎臓のエネルギーは、充分な睡眠を取ることで、無駄遣いを防げます。
しっかりした入浴は朝に回し、夜は軽く汚れを落とす程度にして、早めに眠ってしまう事をおすすめします。
寒い季節にそれでは眠れないのでは?という方は、布団の中にペットボトル湯たんぽを用意するのも手です。あったかい飲み物用のペットボトルは、お湯を入れても変形しないので、おすすめですよ!

その2:疲れる前にストレスケア

疲れてストレスを溜めこんだ状態にしてしまうと、その疲れを背負って日常をこなさねばなりません。 それでは普段の2倍3倍と疲れてしまいますよね。

なので、疲れてしまうその前に、しっかりと日々ため込んでしまったストレスを、人と会わずにゆっくり眠ったり、好きな癒される音楽をきいて日向ぼっこしたりなどして、リセットしてあげてください。

ときどきストレス発散に!と人と会って騒ぐことをする人もいますが、体と心のストレスを本質的に取り去るのに必要なのは、ゆっくりとした休息です。予定をいれないお休みをぜひ作ってあげましょう。

その3:腎に良い物を食べる

”体にいい食べ物”と呼ばれるもの中に、精が付くものといわれるものがありますね。
にんにくやウナギ、牡蠣などがそれにあたります。
そもそも”精”は腎などの臓腑に蓄えられるエネルギー。

なので、腎のエネルギーが足りない!という時は、そういった精のつくものを食べてあげるのがベストです。

他にも、腎臓に良いものは、黒い食べ物です。黒ごまやひじき、黒豆なども腎臓によいといわれる食べ物ですので、ぜひ食べて下さいね。

身体をホッと温めるためには・・・

腎臓に良い食べ物をとり、からだの疲れをとってあげることを日常的なケアとしてお勧めしましたが、BHYでは腎にエネルギーを蓄える為に、腎に必要なエッセンスをブレンドした『蔵美茶 冬』というお茶をご用意しています。

お料理をするのはちょっと億劫だな、という方、ぜひこちらのお茶を試してみて下さい。

顆粒状にしてあるので、暖かいお湯を注ぐだけで、手軽に漢方茶が楽しめます。

おしり冷えに悩んでいる方はもちろん、不妊や婦人科系のお悩みを持つ方も、2週間分のトライアルから試してみて下さいね。

即効性があるものではないですが、2週間たったころ「そう言えば」という嬉しい変化が起こるはずです。

 

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